1つの物を作るのに何日かかりますか? 鎌倉彫は木地づくりから始まって、彫りも漆塗りも、手間と暇をかける細かい作業の連続です。物によって違いますが、30cm位のお盆で1か月から1.5か月位かかります。

鎌倉彫の特徴は何ですか? 日本的な草花の絵柄を中心に力強く大胆に彫刻し、柔らかさとあたたかみを出した漆塗りが特徴です。
技法としては刀痕や乾口(ひくち)とりが鎌倉彫独特のものです。

漆の性質を教えてください。 漆は、漆の木の樹皮の部分に傷をつけて出てくる樹液のことです。漆は一度乾いてしまうと、水・酸・アルカリに強く耐久性のある皮膜となる性質があります。

作っていて苦労するのはどんなところですか? 鎌倉彫は厳しい技の世界です。木地を調整し、彫り・塗りそれぞれを調和した形に仕上げることがなかなかむずかしいようです。

鎌倉彫を作る人たちの悩みはどんなところですか? 原材料である桂の木の不足によって、大きな形のものが手に入りにくくなってきたことです。

彫刻にはどんな道具を使っているのですか? 写真のようなたくさんの彫刻刀を用途に合せて使い分けています。
種類は小刀・平刀・丸刀・三角刀・箱ノミ・各種曲り刀などがあります。

一人前になるのに何年かかりますか? 物を作るには知識と技術が必要です。実技は体で覚えなければうまくならず、経験を積むしかありません。
個人差がありますが、5〜7年位です。

鎌倉彫のお手入や取り扱い方はどのようにすれば良いのですか?
あまり難しい事はありません。通常は布やきれいな水で洗い流し、乾いたやわらかい布で清拭きをして、陰干ししてください。たわし、磨き粉の使用は避けて下さい。洗剤の使用は問題ありません。
鎌倉彫は木製品です。直射日光を避けて下さい。変色、変形のおそれがあります。

Copyright(c).2002 伝統鎌倉彫事業協同組合. All Rights Reserved.